ITエンジニアの年収と転職ー3.転職準備

ITエンジニアの年収は高くない。

日本ではITエンジニアは20代30代の若いときは平均年収より高い傾向があります。しかし40代以上になるとむしろ低くなっています。またIT系の会社以外ではITエンジニア出身の社長というのは聞いたことがありません。

終身雇用が断然得

まず生涯いられる企業か転職せざるを得えない会社かを見極める必要があります。一生居られる会社なら退職金その他の福利面を考えると一生いるべきだと思います。一生いられる会社とは大企業ということで、また学校を出て就職した会社ということです。別に言えば終身雇用がきちんと保証されている会社ということです。

元外資系社長の目線

今70歳、今から47年前社会人一年生はSEとしてキャリアスタート。IBMの大型ビジコンがはじめてできてOSという言葉がはじめて使用された頃。大学を出て33歳で初めての転職経験、45歳で外資系の社長になるまで数度の転職を経験しました。またその後ITベンチャー企業数社のCFOを務めました。そしてITエンジニアを部下として採用したり、ベンチャー企業の仲としてたくさんの方とおつきあいしてきました。

前回はずばり年収の数字を見てみました。

今回は「3.転職準備」について話します。

次の会社に転職する準備は必要ですが、もっと先まで考えてこれからどうするか考えて準備しましょう。いつまでの先がですが、人生の定年をいつにするかまで考えることです。今のところ「人生は100年」です。人生の定年は80歳というところではないでしょうか?

それくらいまでは働くというか何らかの仕事を通した社会的接点が欲しいですね。そこまでの時間的スパンで人生設計をすべきですね。

「Life Shift」とITエンジニア

「Life Shift」という本が話題になりましたね。要旨は人生100年時代に突入して、年金制度が破綻した、そして長く働く必要になった。一方技術の進歩もはげしい。大学で学んで定年まで働く形が崩壊した。10年ごとに勉強して新技術身に付けないといかない、また80歳くらいまで働かないといけない。ITエンジニアは文字どおり技術が10年単位でパラダイムシフトが起きている。約50年前IBMが大型汎用性ビジコンをOSとともに発売した。それから10年ごとに変化した、ビジコン、パソコン、ネットワーク、GAFA、5G。だから以下のように計画をたてるしかない。10年以後の将来など誰も予想もつかない。

  1. 人生100年の設計をラフに設定する。
  2. 10年後までに何をするかを考える。5年後までに目標達成する、残りは備蓄の時間。
  3. 目先の目標を決める。

10年後の目標、そして目先の目標

これからの10年間に伸びる分野はどうかを考えよう。今ブームが来ているものはさける。企業はどんどん滅びるのを目の当たりにしてきた。私は今70歳だが約50年前とではさまがわり。当時の人気企業のTOP10は都市銀行、商社、鉄鋼、造船。これらのなかで唯一残っているのは商社だけです。私が入社した住金は新日鉄に吸収され。銀行はこの50年間に吸収された銀行あまた。みずほは何行まとまった、三井住友も。

  • これから伸びる、今伸び始めているのはどの分野でどの企業、どの言語?
  • 5年後までに成功する、起業、フリーランス、会社で。

転職の準備

目先の目標を決めて、それが転職だったら。これは作戦をきちんとたてることですね。

  • 今の会社が入社して三年たってなければ今の職場で頑張る。一企業での就職期間が短いのは問題にされます、次の企業で。
  • 候補企業の内情はツテを探して確認する。ヘッドハンターはクライアントを悪く言うはずがありません。何らかのツテを頼って。

こんな時に役に立つのがメンター会社です。

「いい会社」にはいりたいと思うときのいい会社とは次に繋がる会社ということです。次の会社で成功するにはどうしたらいいかを考える。大手企業で福利厚生がいいからいい会社ではりません。例えば次の会社でエンジニアの仕事でなくエンジニアの採用の仕事になったらどうします?キャリア形成に役に立つ会社がいいのです。大きい会社と小さい会社どちらがいいかといえば私は小さい会社にします。次の会社でチャンスをもらうには競争相手は少ないほうがいいからです。

・まとめ

目標を5年後に定め次の転職で必要なものを決める。情報はツテで集める。次の会社で成功するための選択を

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